老いるということ

2014年10月30日 00:24

車を運転しながらミラーを覗くと、こめかみに白髪が増えている。

父も母も見事な白髪なので、自分の将来の外見を想像することは容易なこと。

年をとるって、こういうことなんだなぁーっていうことが、ひとつひとつ増えていく。

 

先日のこと。

父と母と私で朝食を食べていた時、母が話を始めた。

母の顔を見ると、母の視線は私のこめかみを凝視している。

何を話していたんだか本人もわからなくなるくらい、私のこめかみを見つめている。

『なに?』

何かついてるの?という疑問とともに、なんなのよっ!という苛立ちが一瞬にして沸き起こってきた。

『お父さん、この子ったら、一丁前に、白髪が生えてるわよっ!(笑)』

 

なんて、腹立たしい!

なのに、可笑しい。

 

誰だって、歳をとっているという自覚なんて無いと思う。

毎日鏡の中の自分を見ていたって、1年前の自分と今日の自分の違いに気づけるわけがない。

ふんっ、なにさっ(笑)

 

母の物言いに、いつも気分が悪くなるけれど、母の心情もまた複雑なのかもしれない。

 

部屋を片付けていたら、娘が保育園に通っていた頃の連絡帳を見つけてしまった。

私だけを信頼して、私だけを大好きだと言った、あの頃の娘を愛おしく思う。

いつだって、記憶の中の私と娘は、永遠に歳をとらないわけだから。

 

母も私との蜜月の時を思い出しているのだろう。

だから、余計に、目の前にいる私を認めたくないのかもしれない(笑)

 

そんな想像をすると、意地の悪いことを言われながらも、限られた時間を大切にしたいと思えるようになってきた。

 

『お父さんが、昔の写真を持ち出してきて、これ、覚えてるか?って聞くのよ。

私が覚えてないわけないじゃないっ!!』

 

覚えてないわけないのよねっ。

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

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