生きにくさ

2014年11月17日 23:00

▪️『あのぉ•••、今、話してもいいですか?』

私『どうぞ〜』

▪️『最近、人に対して、嫉妬をしてしまうんです。』

私『どんなふうな嫉妬?』

▪️『人にはあって、自分にはないものを持っている人に対して•••』

私『人って、自分対その他大勢の人?』

▪️『はい。うまく生きていける人に嫉妬してます。本人は気づいてないけど、うまく生きていけてるんです。どんなに大変だという状況でも、誰かが手を差し伸べて手伝ってくれるんです。自分には、誰も助けてくれる人はいないんです。』

私『誰も、あなたを理解してくれないと思っているの?』

▪️『理解してもらえるとは思っていません。いえ、理解してもらっちゃいけないんです•••』

その他大勢がいつの間にか、明らかに、誰かを指してる(笑)

職場で目の前に座っている20代半ばの同僚との会話。

彼女は、アスペルガー症候群。

生きにくさを抱えてる。

 

▪️『最近、仕事で失敗ばかりしてしまって、自分のことを人間のクズみたいに思ってるんです。』

明らかに、誰かを指している(笑)

でも、敢えて誰だか聞かないことにする。

私『あなたのことを人間のクズだと思ってる人がいるのね?』

▪️『はい。』

力強い返事だ。

私『あなたのことを人間のクズだと思っているかどうか確かめてみた?』

▪️『いいえ、でも、そう思っているんです。』

妄想に突入してしまったようなので、質問を変えてみた。

私『どうなるといいと思う?』

▪️『うー、うー、このもやもやしていることに決着をつけたいです。いえ、整理をつけたいです。』

私『どうしたら、整理がつく?』

▪️『それがわかれば苦労しないんですっ!!』

あははは(笑)

なんか、私が、怒られちゃったみたい。

 

彼女がこの職場で働き始めて4年は過ぎたかな。

ここまで来るのに、とても葛藤した私。

彼女の頭の中では、点と点が繋がらないから、

『ありがとう』という感情は湧かないし、『ごめんなさい』という感情も湧かない。

理解できずにイライラした日々。

 

今、私は、彼女を理解できない自分を受け入れられたので、

『そう思うんだねー』と言えるようになった。

妄想が始まると、するりと話をすり替えることもうまくなった。

声がうわずってきたら、『落ち着いて〜、落ち着いて〜』と声をかけてあげることもできるようになった。

 

『成長過程で、その部分が欠落したのか、それとも、もともと無かったのか、わかりようが無いんです』と言った彼女。

何かが『違う』と感じているけれど、それが何かわからない不安。

繋がらない思考で、一生懸命考えていることがわかる。

不安だろうなぁ、と思う。

大丈夫よ、私が付いててあげるから、と、可能な限り彼女に寄り添ってあげようと思っても、彼女からのありがとうございます、が聞けることはないんだぁ。

私も結構、辛いなぁ。

やっぱり、人だもの。期待しちゃうよね。

 

 

 

 

 

 

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